ソウル中心部から約1時間で行ける水原は、カルビが有名なことで知られています。折角、足を延ばしたのだから、ちょっとお昼は豪華な食事を楽しみたいと思った友人と私。
しかも絶対にお店選びで失敗したくない!と思い、さまざまな口コミを見て選んだのが、『佳甫亭(カボジョン)』でした。
お肉の味にして関してもお店のスタッフに関しても、評価は軒並み高く、期待できそうな予感大!そして、いろいろな方がブログに載せられているお肉の写真も、とってもおいしそう!
電車に乗り、ソウルから水原に到着するまで、おいしそうなカルビのことで、頭の中はいっぱい。「水原」駅に着いたのは、ちょうどお昼の12時。駅前からタクシーに乗り、一目散に『佳甫亭(カボジョン)』を目指しました。
行った日:2018年7月5日(木)12時15分
食べたもの:한우양념갈비정식(韓牛味付け骨付きカルビ定食)135g
(カルビ・パンチャン・味噌チゲ・ご飯)
値段:25,000ウォン
水原にある『佳甫亭(カボジョン)』までのアクセス
ソウルの中心地から水原までは、電車で約1時間。友人も私も、もっぱらバスで移動するのが好きなのですが、「水原」駅に到着した時は、お腹も空いていたので、便利なタクシーを利用することに。
タクシーの運転手さんに『佳甫亭(カボジョン)』へ行きたい旨を伝えると、すぐに「わかった」との返事が返ってきました。すぐに伝わるなんて、やはり有名店のよう。
ちなみに地方都市というと、やや田舎のイメージが湧くのですが、水原って都会!街もきれいだし、盆唐(ブンダン)線が通っているのもあり、わりと生活水準が高い都市なのかなと思いながら、街並みを眺めていました。
それにしても「水原」駅からお店までは、遠かったです。タクシーには、10分くらい乗っていたような……。地図を見たら歩けなくもなそうな感じでしたが、とんでもない!実際にタクシーで移動していると、とても歩けたものではないことが判明しました。
『佳甫亭(カボジョン)』は3館もある人気店!
私たちが案内されたのは、1館。到着してびっくり!お店は、とても大きな建物でした。しかも道路を挟んで向かい側には、同等の規模の2館と3館がそびえ建っています。
建物を見ただけで、水原に『佳甫亭(カボジョン)』あり!という存在感が漂っています。
お店に入ると、40~50代くらいのテキパキしたおばさんが、「日本人ですか?」と声を掛けてくださいました。日本人もよく来るのか、日本語がとてもお上手。それからすぐ、2階に案内してくださいました。
伝統的な趣のある内装で、品格が漂っているイメージ。お客さんは地元の人たちばかりでしたが、なんだかみなさんセレブ感が漂っています。
ランチを楽しむ奥様や、お金持ちっぽい家族連れなど、場違いなところにきた?という感じでしたが、それはそれで水原まできた甲斐があるというもの。ちなみに、個室もあるようです。
ランチメニュー「韓牛味付け骨付きカルビ定食」を注文
店内で見せられたメニュー表は撮影していないのですが、日本語で記載されていたので、語学に不安がある方でも問題ありません。
ランチメニューはほかに、アメリカ産(28,000ウォン)もありました。しかしここはやはり、韓牛を堪能したいところ。
というわけで私たちは、そちらを注文してみることに。ちなみに骨付きカルビは、「水原カルビ」という名前で知られているそうです。
まず驚いたのが、次から次へと運ばれてくるパンチャンの数々。かなり広々としていた机の上が、あっという間にパンチャンで埋め尽くされました。すべてのお料理を1枚の写真おさめようとしても、全部は入りきらなかったです。
これだけ品数があると、さすがに2品くらいは口に合わないものがあった一方、おいしくてパクパク食べてしまったものもありました。
特に気に入ったのは、かぼちゃのジョン。かぼちゃの甘みとモチモチ感は、一瞬にして女性を虜にすると思います。
それから、「テンジャンチゲ」にも惹かれました。牛肉が入っているし、具だくさんだし、もう言うことなし!深みのある味わいも、人々の舌を虜にするような印象。とにかく汁一滴も残すのがもったいないと思ったくらい。
しかしながら、どうやらパンチャンは、各店舗によって味にバラつきがあるのだとか。ただ実際に食べて比較したわけではないので、今後、実際においしいと言われている店舗のパンチャンを食べることがあれば、またレポを載せたいと思います。
佳甫亭の韓牛カルビは、やわらかくて絶品!
1テーブルにつき1人、担当のお姉さんが付いてくださいます。そのスタッフが様子をうかがいながら手早く焼いてくれるため、お肉を焼き過ぎ、ダメにしてしまうことはありません。
そのため、おいしい状態でいただけるのもポイント。お肉はとにかくやわらかくて、とろけるよう。肉独特の嫌な臭みもありません。
韓国で牛肉を食べるとなると、お値段が高いゆえ、なかなか簡単には手を出せず、高いわりに日本の牛肉の方がおいしいと聞いたことがあります。
しかしながら、『佳甫亭』のお肉は日本で食べたものよりおいしかった!思わず、「おいしっ!」と言ってしまったくらい。(日頃、高級なお肉を食べているわけではないので、そのあたりのお肉と比べるとわかりませんが)
かなりお腹いっぱいになったのですが、それはお肉を食べたからというより、大量のパンチャンを食べたからだと思います。だけど、お肉はもう少し食べたいなと思うくらいの量だから、満足できたのかもしれません。
有名店と言えども、大きなお店って日本でも韓国でも、意外にイマイチだったりしませんか?しかし『佳甫亭(カボジョン)』は、大当たり!
当初、水原まで行くのは観光が目的で、ランチのことはあまり考えていなかったのですが、実際にお店に行ってみると、ここのお肉を食べに来るだけでも価値があると思いました。
水原の焼肉名店『佳甫亭(カボジョン)』の感想まとめ
さすが水原の名物はカルビと言われているだけあり、お肉は絶品でした。どうやら「味付けカルビ」もおいしいのだとか。旅の日程に余裕がある時は、韓牛は水原まで足を延ばして食べるのが正解!
ちなみにランチはとってもおススメですが、残念なことに平日のみのメニューなのだとか。週末にはないようなので、行かれる際はお気をつけください。ランチの時間については、11時~14時までとなっています。
韓国語の店名表記:가보정
住所:경기도 수원시 팔달구 장다리로 282(京畿道 水原市 八達区 チャンダリ路 282)
営業時間:月~金曜 → 11時30分~21時50分、土・日・祝日 → 11時~21時50分
休業日:なし