昔からガイドブックにも載っており、いわずと知れた有名店。初めての韓国旅行で行かれた方、そしてこれから初の韓国旅を計画されている場合も、行ってみたいと思われている方は多いのではないでしょうか。
『神仙ソルロンタン』はチェーン店なので、いろいろな場所にあるのですが、本店は梨泰院なのだそう。ただ便利が良いこともあり、観光客が、一番多く足を運ぶのは、明洞店かもしれません。
私は明洞店のほか、弘大店や清潭店に行ったことがあるのですが、チェーン店だからといって味がブレていると感じたことはありません。個人的には、安定の味だと思っています。
今はもの珍しさもなくなり、すっかり足が遠のいていたのですが、今回一緒に旅行をした友人は5年ぶりの韓国ということで、久々に行ってみることにしました。
行った日:2018年11月11日(日)9時20分
食べたもの:설농탕(ソルロンタン) 普通サイズ
価格:8,000ウォン
いつの間に?めっちゃ行列ができるほどの人気ぶり!
明洞という土地柄、ほかのチェーン店に比べ、圧倒的に日本人や中国系の観光客が多いです。この日、並んでいたのは、ほぼ日本人でした。お店はチェーン店で、気軽に入れるのもいいです。一人でも、入りやすいはず。
実はこの旅行の少し前、SNSで「すごい行列ができている!」というつぶやきを見ました。たまたまその時だけ??と思っていたのですが、なんと私たちが行った日も、めっちゃ行列ができていたのです。
これは日曜の朝、9時半前の様子。そして『神仙ソルロンタン』の上にある『味家本』も、大勢の人が並んでいました。
ちなみに『神仙ソルロンタン』はお店寄りの行列で、『味家本』は道路側の行列。私たちは間違えて並んでしまい、その間、かなりの人に抜かされていました。
「ソルロンタン」はすぐに食べられるものなので、行列はできているものの、それほど長く並ぶわけではないだろうと思い、待ってみることに。結局、入店できたのは、およそ30分後。私たちの前には、15人くらいの片が並ばれていました。
これからの季節は寒くなるので、行列に並ぶかもしれない状況を想定すると、しっかり厚着をして行かれた方が良さそうです。
定番メニュー「ソルロンタン」を注文しました!
当然ながら、店内はお客さんでいっぱい。お店の照明は明るいし、さまざまな国の言葉があちこちから聞こえてきて、とても活気がある印象。
私たちは、定番の「ソルロンタン」普通サイズを注文することにしました。
「ソルロンタン」とは、牛肉を長い時間かけ、じっくり煮混んで作られるスープのこと。コクがありながらも、さっぱりした味わいになっています。
胃に負担がかからないため、食事を食べ過ぎたりお酒を飲みすぎたりした翌朝でも、安心して食べられるメニューです。
さて、注文してから5分もしないうち、メニューが運ばれてきました。
もともと味はほとんどしないといわれていますが、久々にきたら、コクはそのままでもさらに薄味になっていたような。5年ぶりにきた友人も、「前はもっと味がしていたような気がする」と言っていました。
しかしこれはこれで、とてもやさしい味。食べると、ホッと落ち着きます。やや寒い中、少し待ったので、余計においしさが体にしみわたっていく感じがしました。
ふとテーブルを見ると、塩が置いてある。塩って、前から置いてあったかな……。とりあえず、塩味が足りない方は、これで調節可能です。こしょうや唐辛子も用意されています。
最後の方にちょっと塩を入れて食べてみましたが、ちゃんと溶け出していなかったからなのか、食べた後、舌に塩味だけが残る感じが。私的にはイマイチだったので、そのままの味の方が好みでした。
ちなみに薄切りの牛肉は、とってもやわらか。サイズも大きく、量もたくさん入っているのがうれしいです。お肉といえども、朝からでもしっかり食べられます。
ごはんを全部スープに入れ、クッパにして食べても良いのですが、私はいつもスプーンにごはんをひとすくいし、少しずつひたしながら食べています。
キムチとカクテキが、テーブルごとに用意されています
キムチとカクテキは、好きなだけ食べられます。共に大きめなので、テーブルの上に置かれているハサミを使い、自分たちで食べやすい大きさにカット。
とても新鮮で、キムチはシャキシャキ感を楽しめます。カクテキはしんなりしていて、たっぷり漬け込まれている感じ。歯ごたえもあります。
キムチは販売されているので、それだけを購入するため、お店に足を運ばれているお客さんも見かけます。
『神仙ソルロンタン 明洞店』へ行ってきた感想まとめ
「ソルロンタン」はあっさりしているので、前日に飲み過ぎていたとしても、不思議とスルスル胃に入ってくれるありがたい食べ物です。(経験談)
韓国らしい朝食を楽しみたいという方には、ピッタリ!渡韓のたびに行くことはないのですが、しばらく食べていないと、そろそろ食べたいなと思うのです。
いつから並ばないといけなくなったかわからず、行列は時間帯や曜日によるものかもしれません。とりあえず並ばずに食べたいという方は、ほかの店舗であれば、大丈夫ではないでしょうか。
2022年9月:閉店を確認しました。店舗はかなり縮小されたようで、現在は「瑞草店」や「永登浦店」などに足を運べば味わうことができます。