もう10月になってしまいましたが……。7月の旅行は、1週間の予定で渡韓していました。ソウルだけではもったいないので、大邱と釜山にも足を延ばすことにしたのです。なので3泊4日のソウル旅を終えた私たちは、KTXで大邱に移動。
その昔、大邱はさぞかし田舎なのだろうと思っていたら、友達に「カフェもたくさんあるし、田舎なんかじゃないよ~」と教えてもらって以来、印象がガラリと変わりました。実際に行ってみると、たしかにそれなりに都会で、個人的には京都のようなイメージ。
さて、朝からまともな食事をとらず大邱入りしたため、お腹はペコペコ。今回は、大邱に着いてから、真っ先に向かった素敵なごはん屋さん『full meal』を紹介したいと思います。
行った日:2018年7月7日(土)13時40分
食べたものと価格:돼지주물럭 8,000ウォン
→ 味付け(コチュジャンベースのヤンニョム)豚肉
삼색 왕만두(고기・부추잡채・매운맛)3,000ウォン
→ 3色 特製マンドゥ(肉・ニラのチャプチェ・辛口)
大邱でおいしいランチが堪能できる『full meal』
インスタにて、2021年6月26日をもって閉店とのお知らせがありました。
ランチは、地下鉄1号線「半月堂」駅から徒歩5分の場所にある『full meal』というお店でいただくことに。駅から近く、場所もわかりやすいので行きやすいと思います。しばらく歩くと、お店の壁にメニューがプリントされている幕が見えてきます。
到着したのは、13時半過ぎ。お昼ごはんにしては遅めの時間帯ですが、お店をのぞくと満席。(写真は食後に撮ったため、ガランとしています)名前を書く名簿などなかったため、そのまま外で待つことにしました。
椅子が2脚ほど用意されていたので、時間によっては待たなければ入れないお店なのだと思います。私たちが待っていると、2組ほどお客さんがやってきて、同じように席が空くのを待たれていました。
食事を終えたお客さんが帰って行くと、店員さんが呼びにきてくれます。この日、入店できたのは、並び始めてから10分後。
白と木目調の壁が、ナチュラルさを演出しています。スタッフも女性だけのせいか、とてもやわらかい雰囲気が漂っています。
メニューは日本語のみならず、英語表記もありませんでした。そして、どのスタッフも日本語は一切通じなさそうです。
8,000ウォン前後でかなりボリューミーな上、味も最高!
お店に入ってから、さらに待つこと10分。注文した定食が運ばれてきました。まず私が注文した「味付け豚肉」は、しっかりした味がついており、とにかくご飯がすすみます。ちょっとした辛みも、食欲をそそるのです。
そのまま食べるより、やはり葉っぱに巻いて食べるのがおススメ。ちなみに葉っぱは、セルフでいただけるようになっています。そのほかのパンチャンも、美味。
友達が頼んだのは、写真上に見える8,500ウォンの「焼きさば定食」。写真ではサイズ感がイマイチ伝わらないのが残念ですが、思わず「スゴい~」と声を上げてしまうほど、大きかったです。
身は肉厚で、しっかりした食べ応えがあります。塩加減が絶妙で、これもまたご飯がおいしく食べられるのです。
お肉もお魚もかなりの量があったため、私たちは2人でわけながら食べ、両方の味を楽しめました。お腹ペコペコだったにもかかわらず、全部食べられなかったほどボリューミーです。しかしながら、これで8,000ウォン前後なんて本当にありがたい!
ちなみに定食を完食できなかったのは、マンドゥを頼んだのも原因でした。ただ、インスタなどで写真を見た時、とてもおいしそうで、頼まずにはいられなかったのです。
見た目通り、皮には厚みがあり、もっちりしています。モチモチ感が好きな人には、たまりません。皮の中には、お肉がギュッと詰まっています。口に入れると甘みが広がり、ジューシー感たっぷり。
そしてこれが、またまたかなりのボリューム。2人で行った場合、別々に頼む必要はありません。1皿頼めば、十分です。値段のことばかり言うのも何ですが、3,000ウォンで食べられるとは本当にうれしい。
肉、ニラチャプチェ、辛口の3種類あるので、各々を比較して食べるのも楽しいです。ちなみに、1種類は辛口とのことで警戒したものの、問題なく食べられました。
半月堂駅近にある『full meal』の感想まとめ
店内は落ち着いており、ゆったりとした空間なので、のんびり食事できるのが良かったです。
そして何より、お値段のわりに量が多く、どれもまた食べにきたいな~と思うほど、味にもとても満足できました。きっとほかのメニューを食べても、おいしいはず。
もしも自分が近所で働いていたとすれば、週に何度か行くようなランチ御用達のお店になっていたと思います。
大邱の名物料理を食べられるわけではありませんが、おいしいランチを堪能してみたいという方にはおススメです。
追記:また行きたいと思っていたお店のひとつでしたが、2021年6月をもって閉店されたとInstagramにて案内がありました。