なんと「石焼ビビンバ」というメニューが生まれたのが、このお店。『全州中央会館』なのだそう。
もともとお店は全州にあったようですが、創業から約20年後、ソウルにも出店。明洞での営業は、約40年になる石焼ビビンバの老舗店です。
以前からずっと「石焼ビビンバが有名で、おいしい」と聞いていたので、行ってみることにしました。
行った日:2019年7月20日(土)11時30分
頼んだもの:「石焼ビビンバ」 10,000ウォン
『全州中央会館』のお店探しは、看板が目印に!
場所は、地下鉄4号線「明洞」駅の5番出口から、徒歩3分の場所にあります。
やや奥に入った場所にあるのですが、店名が書かれた大きな看板がどーんと目に飛び込んでくるため、見落とすことはなさそうです。
私たちが行ったのは、土曜の11時半。1階は、すでにお客さんでいっぱい。すぐに2階に案内されました。
2階も1階と同じく広々としていましたが、お客さんは1組だけ。しかし12時を回ると、あっという間にいっぱいになっていました。
お店の看板メニュー!「石焼ビビンバ」を注文
メニューには日本語表記もあるため、韓国語がさっぱりわからなくても大丈夫です。
料理を注文後、まずはパンチャンが登場。
どれもご飯がすすむ味つけで、それほどお腹が空いていたわけではないにもかかわらず、つい手が伸びてしまいます。
注文してから約10~15分後には、メインの「石焼ビビンバ」がテーブルに運ばれてきました。
ネットの写真などで見ていた通り、色とりどりの野菜がたくさんのっており、目にも鮮やかな美しい盛りつけ。
春菊やキノコ、セリにワラビ、それから牛肉と、なんと35種類もの具材が入り!栄養満点なのが、うれしいです。
コチュジャンは、2年ほど熟成させた自家製とのこと。
石焼でいただけるようになっているのは、最後まで熱々で食べられるようにとの思いがあったからだそうです。
美しい見た目をくずしてしまうのは、いつももったいない気がするのですが、おいしくいただくためには、よ~く混ぜねば。
運ばれてきた時と見事にビジュアルは変わってしまいましたが、混ぜた状態を見ると、やっぱりビビンバはこうでなくちゃ!と食欲を刺激されます。
具だくさんゆえ、口に入れた時には食べ応えがあり、大満足。もちろんお肉とコチュジャンの味も、しっかりします。
ちなみに「石焼ビビンバ」についてくるのが、「コンナムルクッ(豆モヤシスープ)」です。
シンプルながらも、野菜や魚介のダシがたっぷり入った味わい深いスープ!ピリ辛なビビンバと相性抜群です。
ちなみに友人た頼んだのは、「冷麺」8,000ウォン。
麺の量は見るからに多そうでしたが、さっぱりしていて、おいしかったそう。
夏場は「石焼ビビンバ」より「冷麺」を選びたくなる心理。わからなくもない。
『全州中央会館 明洞本店』に行った感想まとめ
味など期待しすぎると、大体イマイチだったという感想を抱きながら、お店を後にするのですが、ここの「石焼ビビンバ」は期待を裏切りませんでした。
とは言ってもビビンバゆえ、「めっちゃおいしくて感激する!」というものではないのですが。(小声)
ただ、料理の見た目にしても、メニューの写真と違う!ということもなく、個人的には満足でした。
日本人や中国人など観光客のみならず、地元の方の姿も多くあり、長年愛されているお店であることがわかります。
「石焼ビビンバ」発祥のお店、ランチやひとりごはんにも向いています。訪問を検討されている方は、一度行かれてみても良いかもしれません。
2020年7月追記:コロナウイルスの影響でしょうか。老舗店にもかかわらず、閉店してしまったようです。まさか、こちらのお店の「石焼ビビンバ」が食べられなくなる日がくるとは、想像もしていませんでした。本当に、残念。