韓国ごはん

東大門にある老舗店の【タッカンマリ】は、何度も食べたくなる味

東大門といえば「タッカンマリ」!繁華街から東出門市場に沿って徒歩5分くらい歩き、幅の狭い裏筋に入って行くと、にぎやかな繁華街とは異なるローカル色の強い場所に変わっていきます。その場所こそ、数々のタッカンマリのお店が建ち並んでいる「タッカンマリ横丁」。

目的のお店を決めていないと、どこのお店がいいのかな?と迷ってしまうくらいですが、自分の勘を信じて飛び込みで入ってみるのもおもしろいかもしれません。

ちなみに私たちは、すでに決めていた『陳元祖捕身(チンウォンジョボシン)タッカンマリ 本店』に向かってまっしぐら。

行った日:2017年3月平日 18時30分
食べたもの:닭한마리(タッカンマリ)
値段:22,000ウォン

テレビでも取り上げられた、老舗の『陳元祖捕身(チンウォンジョボシン)タッカンマリ 本店』

実は私は、丸ごと一匹の鶏が鍋の中に入れられている姿が苦手な上、強烈な漢方の味がするという先入観があり、ずっと敬遠していました。しかしある日、会社の忘年会で「タッカンマリ」を食べなければいけない状況に……。

先輩に言われた「大丈夫!おいしいから!」という一言に騙されたと思って食べてみたところ、「んん?おいしいっ!」というのが正直な感想でした。そこで、印象はガラリと一変したのです。

本場の味が気になっていたなか、初めて私が韓国でタッカンマリを食べる際、友達が連れていってくれたのが、『陳元祖捕身(チンウォンジョボシン)タッカンマリ 本店』。数年前にテレビ番組『弾丸トラベラー』で、山田優さんと西山茉希さんが訪れたことでも知られています。




タッカンマリの特徴と味について

陳元祖補身タッカンマリの本店

観光客も多く、日本語のメニューも用意されているので、韓国語ができない人でも安心できるお店です。店員さんの手際もよく、注文してからそれほど待たずに「タッカンマリ」が運ばれてきます。

でき上がるのを楽しみに待ちながら、煮える様子を見守りつつ、友人とビールやジュースを飲んで談笑。鶏のカットは、スタッフの方がやってくださるので問題ありません。

ちなみにお店のウリは、特許取得のスープだそう。漢方を3日間かけてじっくり煮込むそうですが、匂いはまったくありません。それも、このお店の独特の秘法なのでしょう。そして血行促進やデトックスなどの効果が、期待できる模様。

また鶏は、生後35日の生のものを使用されているそうで、実際に食べてみると、肉の臭みは一切ありませんでした。お肉はとってもやわらかく、食べていると、ホロホロくずれていく感じ

スープには、鶏のうまみがしっかり溶け出しており、あっさりしていながら深いコクがあります。おしゃべりも止め、しばし無言でむしゃむしゃ食べてしまうほど。

鍋が目の前に置かれた時は、ペロッと食べられそうな気がしますが、食べ終わる頃には結構お腹いっぱい。それでもやはり、シメは必須!具材が残り少なくなってきたら、うどんを注文しました。

タッカンマリのうまみがいっぱい詰まっているスープで茹でられたうどんは、これまた絶品/span>。お腹いっぱいにもかかわらず、箸が止まらなかったです。

『陳元祖補身(チンウォンジョボシン)タッカンマリ 本店』の感想まとめ

「たまにはほかのお店でタッカンマリを食べようかな」という気持ちはあるのですが、結局タッカンマリを食べに行く時は、『陳元祖捕身(チンウォンジョボシン)タッカンマリ 本店を利用しています。味に魅了され、浮気をすることなく、足を運んでしまうのです。

ほかのお店と比較した場合、また感想は変わるかもしれませんが、それでも「おいしくて満足できる」という意見は変わらない気がしています。しばらく食べていないと、「また食べたいな~」と懐かしくなる味です。

『陳元祖補身タッカンマリ 本店』

店名の韓国語表記:진원조보신닭한마리 본점
(チンウォンジョボシンタッカンマリ 本店)
住所:서울특별시 종로구 종로 252-11, 1~3F 동대문닭한마리골목 내(ソウル特別市 鍾路区 鍾路 252-11, 1~3F 東大門タッカンマリ横丁 内)
営業時間:10時~24時
休業日:旧正月、秋夕の当日
アクセス:地下鉄4号線「東大門」駅 9番出口より徒歩5分

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