「プゴク」とは、干しスケトウダラを煮込んだスープのこと。とてもあっさりした味で、二日酔いにも効果的といわれており、韓国では定番の家庭料理として知られています。また、美肌スープとしても有名。
どうせならおいしいプゴクを味わいたいと思っていたところ、友人が「韓国通の友人においしいお店を聞いてきた!」と言うので、一緒に行ってみることにしました。目指すは、漢南洞にある『漢南プゴク』。
行った日:2017年3月平日 11時
食べたもの:북엇국(プゴク)
値段:7,000ウォン
『漢南プゴク』の行き方は?地下鉄の駅からは遠い?
地下鉄を利用すると、それなりに歩かなければいけないようですので、雨の日ともなれば、少しツラいかもしれません。
地下鉄を利用する場合は、地下鉄6号線「漢江鎮(ハンガンジン)」駅から、徒歩で15分くらい。京義・中央線を使っても、「漢南(ハンナム)」駅から10分ほどかかるようです。
地図で調べるとバス停からは近かったので、私たちはバスを利用しました。行かれる際は、バスやタクシーの方が便利だと思います。ただ『漢南プゴク』は、やや入り込んだ筋の中にあり、少し探しました。
また来店した日は天気の良い日で、ガラス窓に光が反射しており、中の様子が見えにくかったです。そのため一瞬、休業日なのだろうか?と不安になりましたが、ドアの近くまで行ってみると空いていたので一安心。
漢南洞で人気のプゴクとは?
女優さんや有名アイドルなども数多く訪れる人気店のようで、お店にはたくさんのサインが飾られていました。私たちが訪れたのは、平日の午前11時過ぎ。
席にはまだ十分余裕があり、友人と4人用にテーブルにゆったりと座ることができました。早速、お目当ての「プゴク(干しスケトウダラのスープ)」を注文。その後すぐ、数々のパンチャンが運ばれてきました。
盛りだくさんのパンチャンもおいしいです
この日のメニューは左上から時計周りに、「じゃがいもの煮物」「青菜のナムル」「もやしナムル」「韓国のり」。両脇にある「キムチ」と「カクテキ」は左奥の壺の中から、自分たちで自由に盛ったものです。
ちなみに別の日に行った時は、この時と違うものだったので、パンチャンは日替わりだと思います。どのパンチャンも家庭の味という感じで、ホッとします。そして注文してから5分も経たないうちに、念願のプゴクと対面!
人気店の『漢南プゴク』のプゴクの味は?本当においしい?
ふんわりと漂うおいしそうな魚の匂いが、食欲をそそります。あたたかいスープを一口飲むと、ダシの味が口の中に広がり、飲み込んだ後はぐっと胃にしみわたります。。
噂通り、味はあっさりめ。この日は二日酔いではありませんでしたが、酔い覚ましに良いと言われるのがうなずける、やさしい味でした。
ちなみにこれまで気まぐれに渡韓しており、いろいろなものを食べてきましたが、私が韓国で食べたものの中で、間違いなくトップ3に入るほど気に入っています。
プゴクは日本のお茶漬けみたいにサラサラ食べられて、いくらでも入るという感じですが、スープも飲んでパンチャンも食べていると、次第にお腹いっぱいになってきます。
プゴクの値段は、7,000ウォンと低価格。安くておいしい上に、おなかいっぱいなり、大満足の食事ができました!
漢南洞にある『漢南プゴク』の感想まとめ
『漢南プゴク』のプゴクは一口食べた瞬間、友人と顔を見合わせ、「おいし~っ!」と思わず感嘆の声が漏れたほどのおいしさ。
食べている途中も何度もその言葉を繰り返し、「リピ決定!」という意見で一致しました。
地下鉄での移動を考えると少し不便ではありますが、バスもしくはタクシーを利用してでも、訪れていただきたいおススメのお店です。
店名の韓国語表記:한남북엇국
住所:서울특별시 용산구 독서당로 65-7 (ソウル特別市 龍山区 読書堂路 65-7)
営業時間:月~土曜 → 6時~翌2時、日曜 → 8時~21時(B.T. → 15時~16時30分)
休業日:旧正月、秋夕の当日
アクセス:京義・中央線「漢南」駅 1番出口より徒歩10分